会計事務所おすすめ書籍-3『基本から実務まで会計事務所の仕事がわかる本』

会計事務所おすすめ書籍-3『基本から実務まで会計事務所の仕事がわかる本』

今回は会計事務所で働いたことがない人に役立つ書籍のご紹介です。

「基本から実務まで 会計事務所の仕事がわかる本」(日本実業出版社、須田邦裕著)と言う本です。

著者の須田先生は税理士ですので、会計事務所の仕事が非常にリアルに描かれてます。

会計事務所に就職すると「1年間でいつに何をするのか?」がまずわからないため、右往左往します。

決算月などとは関係なく、全会社を対象にする税金イベントがあるのです。

たとえば1月には納期の特例や法定調書の提出、償却資産税の申告など、実務の現場では毎月のようにいろいろなイベントが発生します。

この本を読んでおくと、会計事務所の1年間の仕事の流れが事前に予習できますので、入ってから戸惑うことが減ります。

その他、会社の決算申告のことや給与計算、個人の確定申告の話など、かなりリアルな仕事の話が出て来ます。

内容も単なるマニュアルではなく、実務のキモが記載されています。

人と接する技術を身に付けよう、本を読もう、経営者の話に耳を傾けよう・・・、まるで先輩が後輩に酒を飲みながら教えてくれるようなことまで載ってます。

会計事務所で働く人にはあたりまえのことばかりですが、これから業界で働く人には目から鱗の本です。

会計事務所に働きだして1年くらいの方なら、頭の整理や気づきがあるでしょう。

外からはなかなか見えない会計事務所の仕事がイメージできますので、是非ご一読を!

 

まとめ

ありそうでなかった会計事務所の仕事の現場を説明した本です。教育システムがない税理士事務所に入ることになったときは、座右の1冊になるでしょう。

「出来るヤツが入社してきた」と所長や先輩に印象付けるのは、こういう予習をしてる人たちだったりします。本への投資は自分への一番安い投資なので、どんどんしてください。

この記事を書いた人

ベンチャーサポート税理士法人 森 健太郎
ベンチャーサポート税理士法人 森 健太郎
税理士/大阪オフィス代表
神戸大学 経営学部 市場システム学科卒業
大学卒業後、某電機メーカーに就職し営業に配属。初年度新人ランキング2位の成績を上げて表彰される。ところが、営業という仕事への葛藤から転職を決意し税理士の世界へ。複数の税理士事務所を経てベンチャーサポート税理士法人に入社。現在は取締役に就任し、主に集客や求人、人事などに従事している。

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